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Cecile Story
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■ ルネッサンスなタワー
2008年 03月 27日 |
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重厚な石造りのタワーが青い空に向かって聳え立っています。
ポストモダーンな雰囲気。建てられた当時は斬新な建物で、さぞかし目立ったでしょうね~





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この建物は東京の日本橋にあったルネッサンス様式を基調とした川崎銀行。
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当時の銀行・会社の本店建築の中でも本格的銀行建築です。
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当時はシルクハットを被った紳士がこの入り口をくぐったのでしょうか。
モーニング姿とシルクハット・・・想像するだけで素敵♪
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鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造、外壁は御影石積で地上3階、地下1階建。
関東大震災以前の大正10年に起工され、6年間の工期を費やして昭和2年に竣工したそうです。
設計者の矢部又吉さんは、ドイツのベルリン工科大学に学び、帰国後多くの銀行建築を設計し、この建物はその代表作といえるそうです。
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川崎銀行は、江戸時代、水戸藩の勘定方をつとめた川崎八右衛門翁が明治13年に設立した銀行で、明治中頃には有力銀行の一つに数えられたそうです。その後昭和2年川崎第百銀行、昭和11年第百銀行と改称ののち昭和18年三菱銀行と合併しました。一方、川崎財閥の信託部門として設立された川崎信託株式会社が昭和11年からこの建物を共同使用し、その後日本信託銀行と改称されました。

東京の中心地、日本橋のシンボルとして永く人々に親しまれてきたこの建物は、昭和61年ビル立て替えのため惜しくも取り壊され、正面左側角の外壁部分が明治村へ移築されています。
一部分だけが建っているせいか、アンバランスでポンペイの遺跡のように見えるのですが・・・
私の気のせいかもしれませんね。
全体がそのまま残されていたら、さぞかし周囲を威圧する建物だったでしょう。


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