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香水塔
2008年 10月 07日
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旧朝香宮邸の中でもシンボリックな象徴として重要な位置を占めているのでしょう。
宮家の名前の一文字には「香」がありますから・・・。
パリで三年間近く過ごした妃殿下は、香りのある暮らしの優雅さを満喫されたはず。
日本でも再現させ、邸内で香りの演出をしたかったのでしょう。
内部からの照明の熱で香水を気化させたようです。
現代のアロマランプの先駆けの香水塔。
アールデコの神髄を噴水のように水が流れるように表現されたシンボル。
きっと多くの諸外国のお客様を香りで魅惑的な館を案内したかったことでしょう。
人に訪れる死にはあがなえない。
「香水塔」にまつわるせつない悲話があるからこそ、雅の妃殿下の「香」の名残が引き立つ気がします。
by dianas
| 2008-10-07 00:09
| ・東京
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