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幻のチューリップ
2008年 04月 15日
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これは幻のチューリップだそうです。
写真を撮っていたら、ツアーガイドさんがすぐそばに立ち、参加者に説明をされていました。
最初は一株5000円もしたそうです。
青いバラを幻のバラと言われるように、「青いチューリップ」も幻のチューリップなんでしょう。
こういうお話を聞くと、17世紀のオランダの「チューリップ狂時代」が思い出されます。
オランダを中心にヨーロッパの上流階級でチューリップが異常な人気となり、珍しいチューリップは高値で取引され投機対象ともなったのです。
当時最高級品種の球根には1つ5,000ギルダー(当時裕福な商人の年収が3,000ギルダー)の値がつき、
珍しい球根とビール工場が交換されたなどの逸話が残っているそうです。
大勢の人々が破産して政府が取り引きの規制を行なうなど、市場の崩壊によりあっという間に沈静化し、
実際異常なほどのブームとなっていたのは1634年~1637年の4年間だけ。
歴史を紐解いてみると、一本のお花を見ても深みが増してきます。
by dianas
| 2008-04-15 07:48
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